岩見沢のつながる産業(5年生総合学習)
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- 2 日前
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5年生は引き続き産業をテーマに学びを深めています。「産業」や「経済活動」という言葉は幅広くて難しそうなイメージを受けるのではないかと思います。社会にはどんな仕事があるのか、生活に身近な産業については認識しているかと思いますが、それぞれの仕事がどういった役割を持っていて、そこで働く人がどういう思いで取り組んでいるかということは、なかなか触れる機会がありません。
本年も1次産業、2次産業、3次産業の各分野の企業の方から、自身の仕事を基に、それぞれのお仕事の役割や産業間の繋がりについて教えてもらいました。
講師は例年に引き続き、
1次産業を(有)アグリライフの北村慶如さんが農家の分野から
2次産業を岩見沢鉄骨工業(株)の島田泰記さんが工業の分野から
3次産業を(株)ジューヴルの池添幸子さんがサービス業・福祉の分野から講話いただきました。

3名のお仕事は全く異なる職業ですが、実はつながりがあります。
3社の繋がるテーマは「エクレア」です。あの美味しいヤツです。
なぜエクレアが3人の繋がりに関係するのでしょうか?

まずは一次産業の北村慶如さんのお話。岩見沢で盛んな農業についてこと、自身で生産に携わっているお米や野菜作りについてお話しいただきました。
ですが、農家だけではお米や野菜は作れません。必要なお水や機械などたくさんの人やお仕事が関わっていることを伝えていただきました。
おにぎりも農家だけではなく、たくさんの人の関りがあって食べられるのです。



二次産業の島田泰記さんのお話。鉄製品を作るお仕事は農家と関係ないように思いますが、実は大いに関係しているのです。
お米づくりに不可欠な水は岩見沢鉄骨工業がつくる鉄製品がないと運べません。
水路となる鉄製品のおかげで農業用水の確保・供給ができています。島田さんのお仕事があって北村さんの農場へお水が届けられるのです。
二次産業は縁の下の力持ち。児童の皆さんが接する機会は少ないかもしれませんが、私たちの生活や他の産業を支える大切な役割を持ちます。




最後は三次産業の池添幸子さんのお話です。
池添さんの経営するPatisserie sorakaでは米粉を使用したお菓子を製造、販売しております。農家で生産したお米が池添さんたちのお仕事によって美味しいエクレアなどのお菓子になります。アレルギーで小麦を食べることができない人にも同じものを一緒に食べてもらいたいという思いで開発されました。見て美味しく、食べて美味しいスイーツがたくさん作られています。



というわけで、
このエクレアは、まさに岩見沢の産業の連携でつくられた結晶なのです。

そしてそのお菓子は北海道外へも羽ばたき、日本中の人が食べています。地産地消だけではなく、地産「他」消を考え、岩見沢のお米を全国へ広める取り組みも行われているのです。
また、池添さんは障がいを持った方もやりがいをもってお仕事ができるよう日々チャレンジされています。多くの人が活躍する場を創出するミッションも池添さんが関わる産業です。
講話後の質疑では多くの児童が、質問をなげかけていました。チャイムが終わっても質問は止まず、自分事の授業になったようです。
振り返りからも、岩見沢の産業の素晴らしさ、それに取り組む大人のカッコよさを実感した様子がうかがえました。
さて、この後は8社の岩見沢の企業の皆様が学校へ来て児童へお仕事についてのお話しをしてくれます。私たちを支えてくれている産業について学ぶ素晴らしい機会となります。



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